コラム

問い合わせ返信の下書きを自動化|17件中12件を下書きした見本を公開中

問い合わせメールの返信は、1通あたり5〜10分ほどかかることが多い作業です。クレームなど内容の確認が要るものは、さらに時間がかかります(これは一般的な目安であり、実測値ではありません)。

件数が多い日や、見積もり・納期・在庫確認といった定型の内容が混ざっていると、1件ずつ読んで種類を判断し、文面を考えるだけで時間を取られます。

このページでは、問い合わせ返信の手作業がなぜ時間を取るのかを整理したうえで、同じ作業を仕組みで処理した場合に何がどう変わるのかを、当社が公開しているサンプルデータでそのままお見せします。

なぜ問い合わせ返信は時間がかかるのか

問い合わせ返信に時間がかかる理由は、作業が1段階ではなく3段階あるからです。

  1. 件名と本文を読んで、見積もりか、納期か、クレームかを判断する
  2. よくある質問であれば、過去のメールや資料から回答を探す
  3. 文面を作り、送信前に内容を確認する

1件ごとの時間は短くても、件数が多い日や、クレーム・返品のように事実確認とお詫びの言葉選びが必要なメールが混ざると、思った以上に時間がかかります。

手作業の手順(現状のイメージ)

たとえば、2週間ほど(9/2〜9/14)のあいだに17件の問い合わせが届いたとします。手作業では、この17件を1件ずつ開いて読み、種類を判断してから返信文を考える流れになります。

問い合わせの例

No.1 件名:消耗品のお見積もりについて 「来月分の消耗品(コピー用紙・清掃用品一式)について、まとまった数量でお見積りをいただきたくご連絡しました。」 No.12 件名:納品物の破損について 「本日届いた備品の一部(棚ユニット2点)の梱包が破損しており、中身にも傷がついていました。至急ご対応をお願いいたします。」

※ サンプルの「問い合わせ一覧」より抜粋。

このように、個別の内容は読めば分かりますが、「どれが先に返信でき、どれは担当者の判断が要るか」をメールを開くたびに考えるのは、件数が多いほど負担になります。

見本で見る「前」と「後」

当社の見本ページでは、この同じ17件の問い合わせ(サンプルデータ)を仕組みで処理し、「種類ごとに下書きしてよいか」を自動で判定した結果を公開しています。実際の件数は次のとおりです。

後:自動で判定した件数

17件 問い合わせの合計 12件 下書きを自動作成 5件 担当者が確認

※ 決まったキーワードと文の型で、下書きしてよいかを自動判定。サンプルの集計です。

見積もり・納期・在庫確認・よくある質問・資料送付・日程調整・請求書の再発行・領収書の発行・営業メールへの返信は、文面の下書きまで自動でできています。一方、クレーム・返品や、請求内容の確認が要るもの、種類が判定できなかったものの5件は、下書きを作らず「担当者が確認」に回る仕組みです。たとえば納品物の破損についての問い合わせは、事実確認とお詫びの言葉選びが必要なため、下書きは作らず担当者が確認する扱いになっています。これは実際のデータではなく、表示用のサンプルデータによるものです。会社名・人名・数字はすべてサンプルで、実在の会社・取引とは関係ありません。

なお、できた下書きをそのまま送信することはありません。内容の確認・送信は、必ず御社の担当者が行う前提の仕組みです。

自分で試す方法(Excelでできる簡易版)

本格的な仕組みでなくても、Excelだけである程度は近いことができます。

  1. 過去の問い合わせメールを種類ごとに並べる(見積もり・納期・クレームなど)
  2. 種類ごとによく使う返信文面を、あらかじめ1つずつ用意しておく
  3. 新しい問い合わせが届いたら、まず種類だけを判断し、当てはまる文面をコピーして調整する
  4. クレームや金額に関するものは、文面を使い回さず都度考える

この方法は、文面のひな形を用意しておくだけなので、複雑な設定は要りません。ただし、どの種類を自動の対象にして、どこから担当者の判断に回すかの線引きは、事前に決めておく必要があります。

試すページでは、入れた文章は外部に送信されません。

よくある質問

Q.下書きはそのまま送信されるのですか?

A.いいえ。作られるのはあくまで下書きで、内容の確認・送信は必ず御社の担当者が行います。

Q.AIを使っているのですか?

A.このページの見本は、決まったキーワードと決まった文の型を組み合わせたもので、AI(LLM)は使っていません。外部のAPIも使っていません。実際の導入でAIに置き換える場合は、種類の判定と下書きの文章作成の部分をAI呼び出しに差し替える形になります。

Q.自社の問い合わせでも使えますか?

A.問い合わせの内容や窓口の数は会社ごとに違うため、まずは実際の問い合わせメールを見せていただいたうえで、どこまで仕組み化できるかをご相談のなかで確認します。

まとめ

問い合わせ返信にかかる時間は、1通あたりは短くても、件数が多い日やクレームが混ざる日には積み重なります。見本では、17件のうち12件は下書きまで自動で作り、クレームなど判断が必要な5件は下書きを作らず担当者に回しています。どの下書きも送信はせず、確認・送信は御社の担当者が行います。

まずは当社が公開している見本で、実際の入力と出力をご確認ください。そのうえで、自社の問い合わせでどこまで同じことができそうか、無理のない範囲でご相談いただけます。

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